美少女ゲーム業界の老舗、ウィルプラスは、凌辱系から純愛系まで、様々なジャンルのブランドを擁している。そして2017年は2月にPULLTOP LATTE、3月にensembleという人気ブランドから新作をリリース予定だ。そんなウィルプラスの営業担当と広報担当に、両ブランドの作品作りのこだわりと新作の特徴について伺った

2月発売の『オフィスで誘うエッチな彼女』は、ヒロインがOLならではのシチュエーションに注目

想いを捧げる乙女のメロディー

ブランド ensemble
定価 10,584円
発売日 2017/3/24
メディア DVD-ROM
ジャンル お嬢様学園に女装して女教師をしながら通うADV
原画 Hiten、kakao、師走ほりお、みこ
シナリオ 無義歩

今回は音楽教師で女装もの

PULLTOPの良さを生かしつつエロを強く盛り込んだブランド・PULLTOP LATTEの新作『オフィスで誘うエッチな彼女』は、働く女性をヒロインに、「大人の恋愛」らしいエロシーンに注目の一本だ。また『想いを捧げる乙女のメロディー』は女装もので定評のあるensembleの新作。今回の主人公は学生でありながら音楽教師。複雑な立場から紡がれるストーリーでアピールする。

PULLTOPらしさにエロを強化 PULLTOP LATTE新作の見どころは「大人の恋愛」

―――まずはPULLTOP LATTEの設立の経緯を教えてください。

営業:もともとはPULLTOPスタッフのひとりがディレクターになるというところから始まりました。そこでどういうブランドにするかを話し合ったときに、PULLTOPの良さを生かしつつ、PULLTOPにもっとエロ要素をフィーチャーしたブランドにしようと。また、当時のウィルプラスには、いわゆる「萌えエロ」と言われるジャンルのブランドがやや少なかったこともあって、その路線を目指そう、と考えて、設立したのがPULLTOP LATTEだったんです。

―――そうして2012年に『彼女と俺と恋人と。』でデビューしたPULLTOP LATTEは、2月24日に最新作『オフィスで誘うエッチな彼女』を発売されます。まずはこの作品の企画趣旨についてお聞かせください。

営業:本作はPULLTOP LATTEのミドルプライス2作目なのですが、手に取っていただきやすいお手軽なゲームということを考えました。また、ずっと学園ものをやってきた中で、そろそろ新しい切り口で作品作りをしたかったんです。そこでわかりやすいところでOLをヒロインに、大人のエッチを描いてみようと。

―――OLというと学園ものに比べてヒロインの年齢層も高くなりますよね。

営業:ウィルプラス内の他ブランドを見ても、最近年上ヒロインの人気が高いんです。主人公が社会人という作品も多いので、PULLTOP LATTEならではの「大人の恋愛」を描いてみようと考えました。

―――その「大人の恋愛」が見どころですね。

営業:「大人の恋愛」をPULLTOP LATTEらしくポップに見せよう、ということです。

―――ブランドの特徴を考えれば、エロシーンへのこだわりも強いと思いますが、こちらの見所などはいかがでしょう?

営業:今回もイベントシーンの85%はエロなんですが、やはり昨今の作品ではここにこだわらざるを得ませんよね。ヒロインが3人ですので、そこに濃縮したエロを楽しんでほしいと思っています。

―――エロシーンでのこだわり等は?

広報:OLということで、エッチシーンはオフィスに、衣装もスーツなどになるわけですが、そのシチュエーションでどう見せていくかは考えました。それと「大人の恋愛」とは何か、どんなエッチをしているのか、といった点は練り込んでいます。

―――ミドルプライス作品となると素材数もフルプライスよりも少なくならざるを得ないと思うのですが、そのあたりはいかがですか?

営業:素材についてはPULLTOP LATTEのミドルプライス第1弾である『ヤキモチ彼女の一途な恋』(2016年)と同じくらいですね。弊社のフルプライス作品と比較すれば、どうしても少なくなっていますが、だからこそ今作でもシチュエーションは作りこみました。

―――そしてブランドのウリでもある「3P」は今回も健在なんですね。

営業:そうですね。デビュー作『彼女と俺と恋人と。』当時の話なのですが、この作品で盛り込んだ3Pの内容に好評をいただきました。それで2本目の『恋する夏のラストリゾート』(2014年)でも「もっと入れてほしい」という要望をいただきまして、そこまで期待されているのであればということで、その後は3Pを頑張って盛り込んでいます。

―――なるほど、ユーザーの反響があってこその「3P」なんですね。

営業:とはいえ、普通にヒロインと二人っきりのラブラブエッチが好きなユーザーさんもいますよね。なので「3Pありき」のゲームにはしないように考えています。ヒロインとのラブラブを十分に楽しんでいただいたうえで、3Pも楽しめるゲームというのを目指していますね。とはいえ3Pシーンがあると喜んでもらえるんですけど(笑)。特に『オフィスで誘うエッチな彼女』は主人公とヒロインが社会人ですから、恋愛の内容も学生とは違ってきます。無理に3Pを盛り込もうとすると、主人公が単に浮気をしているようにも受け取られかねないのでストーリーの中に無理に入れ込むようなことはせずに、エクストラ・モードで3Pを楽しんでもらうようにとも考えています。

―――販促展開で何か特別な試みは?

広報:特別大きな仕掛けはしていませんが、エロシーンとシチュエーションを推して進めています。HPでは毎回ご好評をいただいているカウントダウンボイスを今回も展開します。なので大きな展開でというよりは、小さな仕掛けを丁寧にやっていく形になっています。

―――そんな『オフィスで誘うエッチな彼女』の魅力を一言で表現すると?

営業:やはり「エロい」ことです。学生にはない大人のエロさを楽しんでほしいです。
広報:開発も順調に進んでいますので、店舗さんにはぜひ店頭で盛り上げていただければと思います。

女装もの・お嬢様ものを手掛けるensemble 新作の主人公はピアニストで音楽教師

―――そしてウィルプラスさんの人気ブランド・ensemble。こちらは女装主人公ものとお嬢様学園ものという二つのラインがありますが、これはどうしてなのでしょう。

営業:デビュー作の『花と乙女に祝福を』(2009年)がお客様にとても好評いただいて、「次も期待しています」という声をたくさんいただきました。もちろん女装ものを作ることも考えたのですが、今後もそれだけを作り続けるのは難しいのでは? と思いFDの次は女装もの以外で別のラインも持とうということで、お嬢様ものの『黙って私のムコになれ!』(2011年)を制作しました。

―――ensembleでは積極的にFDを発売されている印象もあります。

営業:FDに関しては、お客様が待っているなら出すべきではないか、と思っています。なので今後も「女装主人公」「お嬢様」「FD」の三本柱で、ensembleは進めていければと思っています。ふ

―――そんな中で、女装主人公ものはここ2~3年で一気に盛り上がりましたよね。

広報:それを感じたのは、やはり『乙女が奏でる恋のアリア』(2014年)です。お客様の反応を見ても、「この作品で女装ものを初めてやりました」という人が一気に増えました。

―――3月の新作『想いを捧げる乙女のメロディー』も女装ものです。

営業:今回は主人公が学生でありながら教師として学園に通います。ヒロインとの関係が学生同士だったり教師だったりするので、例えばエッチシーンに関しても、これまでにないバリエーションが増えました。

―――主人公はピアニストで音楽教師です。

営業:いつも女装以外に、主人公に個性を持たせたいと考えています。『乙女が彩る恋のエッセンス』(2016年)ではコック、『乙女が奏でる恋のアリア』では歌姫というように。歌はやったので今回は楽器かな、と。それに加えて、女装した時に何がパンチが聞いていて面白いかな?と突き詰めていったときに「女装女教師」というのが出てきたんですね。凄く矛盾があるんですけど(笑)、そこが面白いと、採用となりました。

―――確かに言葉に変な矛盾がありますよね。

営業:そうですよね(笑)。それと、女装ものの面白さとして、女装がバレるかのドキドキ感がありますよね。歌姫もそうなんですが、今回は女教師ということで女装したまま多くの学生の前に出なくてはならない。それだけバレる可能性も高まるわけで、よりドキドキするシチュエーションが増えるんじゃないかと思っています。

―――なるほど、そういう部分まで考えると、確かにエッチシーンのバリエーションがこれまで以上に増えるというのもわかります。

営業:それとヒロインが主人公を「先生」と呼んだ時に、これまでのensemble作品になかった新たな化学反応が起きるのではないか、という期待感もありました。そのあたりもぜひ楽しみにしていてほしいですね。

―――ところで今回はクラシックの四重奏がモチーフです。こちらについても作りこみなどがされているのでしょうか。

営業:やはり音楽ものですから、BGMは頑張りました。『乙女が奏でる恋のアリア』でも、実際にオペラ歌手の方に歌っていただきました。今回は四重奏ということで、キャラクターが演奏しているシーンでは様々なバージョンを用意しました。楽器の組み合わせはもちろんですが、四重奏としての演奏が上達していく段階ごとのBGMも用意しているんです。もちろん演奏会本番用の演奏も別に作りました。この演奏BGMのバージョンだけで、ほかのシーンのBGMより多いくらいなんです(笑)。

―――今後の販促展開を教えてください。

広報:公式サイトでちょっとしたお遊びコンテンツを予定しています。ensembleでは毎回、クリックするとボイスが流れるクリックコンテンツを用意するんですが、『想いを捧げる乙女のメロディー』では主人公がピアニストなので、それをピアノの鍵盤にしました。鍵盤をクリックすると「ド」「レ」「ミ」って、主人公のみさきの声で音階に合わせてしゃべってくれるんです。「みさきピアノ」って名付けたんですが、それを使って「キラキラ星」を弾いてもらおうと思っているんです(笑)。
営業:まあネタ企画ですよね。それでも発売までユーザーさんに楽しんでいただけたらいいな、と思っています。
広報:あと「舞台紹介ムービー」では、ヒロインの一人・千夏(ちか)が登場し“ち○散歩”風の動画を制作しましたので、こちらも楽しんでいただければと(笑)。

―――開発状況はいかがでしょう?

広報:現時点でもユーザーさんに注目いただいておりますがムービーを1月20日に公開、翌月には体験版も配信しますので、さらに盛り上げていきたいですね、
営業:ensembleはこれまで延期をあまりしていないブランドですので、店舗さんには安心して展開していただければと思います。