美少女ゲームメーカーが出展する大会場を使用してのイベントはコミックマーケットの企業ブース、電気外祭り、character1の3種類だ。そしてその3イベントとも、変化のときを迎えている。コミックマーケットは東京五輪の影響から会場の仕様が変わり、電気外祭りは長年使用していた会場を今夏変更、そしてcharacter1は代表が今年から交代となった。その変化はイベントにどのような影響を与えていくのか。それぞれの担当者にお話を伺い、3週連続で掲載していく。二回目は「character1編」を掲載する。


 順調にステップアップしてきたcharacter1 代表理事も新たに、さらなる躍進を狙う

2014年から始まったキャラクターコンテンツ総合展示会・character1は今年で3回目を迎えた。1回目は2万人、そして今回は3.5万人(公式発表)と順調に来場者数を増やしており、美少女ゲームメーカー中心のイベントとしてはトップクラスの来場者数に。ゴールデンウィーク時期に開催されるイベントとして定着した感はある。

初代・代表理事として舵取りを行ったのがビジュアルアーツの馬場代表取締役。その後を引き継ぎ、今年から代表理事に就任したのがフロントウイングの山川代表取締役だ。
「元々、代表理事は定期的に交代していこう、という方針だったんですね。馬場さんと私の中間くらいの年齢の方にお任せするのが順当かなと思っていたのですが、私が就任することになりました。業務としては参加を呼びかける会社の選定や予算の話になります。このような仕事は初めてですけど、代表理事とは別に事務方を回す事務局長がいますので特に問題はありません。私自身、以前のイベントで行われていた年齢制限はマイナスだと感じていましたので、馬場さんの掲げる"年齢制限無し"、そして"入場無料"という方針は間違っていないと思っていました。この方針は当然、引き継ぎます」
『一般向けの無料イベント』がcharacter1の特徴であり、また今回のイベントで注目を集めていたブースが「グランブルーファンタジー(Cygames)」「sprite / fairys」、そして女性向けの「Blue Lupinus」と幅広いジャンルにまたがっているのも、その方針が反映された面もあるだろう。

もう一つの特徴は同人誌即売会・COMIC★1と併設して開催されること。男性向同人誌が多いイベントで、つまり美少女ゲームユーザーとも近い客層であり、シナジー効果は1回目のときから期待されていたようだが、実際の客層は若干異なるようだ。
「毎回アンケートを集計していまして、そのデータをまとめると両方に参加する割合は約60~70%弱。1/3くらいがcharacter1のみなのは予想以上に多いと感じています。さらに今年は60%を割りそうな数字になっている。Cygamesさんやブシロードさんが出展して、新しい参加者が増えたのではないかと考えています」

なお、年齢比率は30歳未満が60%前後(3回目は集計方法が異なるため概算値)と毎回ほぼ似た数字、女性は先ほど述べたブランドの存在もあり増加傾向にある。

 

 次回は2017年4月30日、東7・8ホールで開催

順調に成長してきたcharacter1だが、山川氏は今後、さらなる拡張を目指している。
「まずは出展数を増やす。現状では採算ラインぎりぎりなんですよね。特にソーシャルゲーム系を増やしていきたい。美少女キャラクターが目立つ作品の会社でも、まだイベント慣れしていないところがまだまだあって、発掘できると思うんですよ。あとすぐには無理ですけど、二日開催できるようになりたいんです。一般企業にとってイベントでブースを組むには二日ある方がありがたいし、二日やればだいたい違う人がやってきます。土日どちらかしか休めない人も多いですから」

規模を大きくすることで、参加メーカーの幅を広げていく。
「これまで参加いただけなかった会社もあって、そのためには何が必要なのかも考えています。また二日開催にすると、物販よりも宣伝を目的とした、例えば海外の会社も出展しやすくなる。海外のメーカー等にも声をかけたいですね。また、character1のコンセプト等の文言も、海外も意識した内容に少しずつ変えていきたいところです」

なお、今年からcharacter1は任意団体から、新たに設立されたキャラワングローバルマネジメント株式会社に運営を移行。理事を務める会社から出資金を集めて共同運営していく形となった。この形をまとめた馬場氏が初代代表取締役を務め、こちらも現在、山川氏への移行が進んでいる。

次回は2017年4月30日、今年新たに建設された東7・8ホールで開催と発表された。スペースは拡張し、さらに大きくなったイベントが期待される。

【次回10月19日更新は電気外祭り編